Eat Sleep Love

One Mom's Search for Everything in Switzerland

娘の言語事情

私たち家族の住むチューリッヒ郊外で話される言語はスイスドイツ語なのですが、我が家のオフィシャル言語(?)は英語と日本語。夫、娘&私、3人でいるときは英語、夫と娘、2人のときは英語、私と娘、2人のときは日本語で会話をします。

現 在2歳3ヶ月の娘。生後6ヶ月の頃から週3日地元の保育園に通い始めたのですが、そこではもちろんスイスドイツ語一色。保育園の先生によると、保育園では (基本)スイスドイツ語(時々英語、日本語の単語混じり)で会話をしているそうなのですが、家にいるときは(基本)英語で話しかけてきます。

どうやらすでに、「保育園ではスイスドイツ語、家では(基本)英語」ということはインプットされている様子。

近所に住む義理両親の家に遊びに行くと、(基本)スイスドイツ語にスイッチして義理両親に話しかけているので、相手によって言語を変えているのかもしれません。

子供ってすごいなぁ。。。

とはいっても、英語、ドイツ語では「I want water」「 I like apples」「Mommy, come here, please」「Where is Papa?」「What is the noise」程度の短い文章、日本語は「どこ?」「みて!」「やぁだぁ」「食べる」 「できない!」の単語羅列レベルなのですが。

(日々、英語のアニメ、Peppa Pigを見ているからか、この間突然「Naughty, Mommy!」と言われたときはさすがにびっくりしましたが。。。どこで何を吸収しているか分からないので要注意ですw)

そういえば、マルチリンガル教育を研究しているお友達によると、マルチリンガルの環境で育っている子は、モノリンガルの環境で育っている子に比べて、言語の習得はちょっとゆっくりめらしいですが、言葉の使い分けの原則を守れば、混乱なく複数の言語を習得することができるそう。「この人とは何語で話すか」を決めることができるかがポイントとのこと。

我が家では今のところ、これといって問題が発生しているわけではないので、娘のペースでいろいろ吸収していってくれればなぁと思っているのですが、現在、英語、ドイツ語に比べて明らかに娘の単語力が少ないのが日本語。というのも、私が娘の英語にひっぱられて、日本語ではなく、つい英語で答えてしまうのが大きな原因。。。使い分けの原則、思いっきり破ってます!

「母ちゃん、これではいかん!」と娘と2人の時は徹底して日本語を使おうと決意。さらに、仲良しの日本人先輩ママに相談したところ、「読み聞かせしてあげるといいよ!」と大量の日本語の絵本を貸してくれました。なんてありがたい!娘も興味深々です。

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なつかしい童話の数々。ぐりとぐらシリーズも読んだなぁ。。。

f:id:eatsleeplove:20151216233743j:imageさらに、日本語教育の秘密兵器として「アンパンマン、おしゃべりいっぱい ことばずかん」も投入。娘が「いってきまーす!」「いただきまーす!」と言う時の口調がかばおくんっぽくなっているのが少々気になるところ。。。
多言語、多文化な環境で育つ娘には、この環境を活かして広い視野を持って、自分できちんと考えて、行動できる子になってほしいなと思います。あと、スイスで育っても、日本の家族と日本語で交流して文化を理解して、ルーツも忘れないでほしいなぁ。。。って、まずは私がしっかりしないと!